わたしはなんとなく気分が落ち込んだり、穏やかになりたいとき
この本を想ってみる。
「Le Petit Prince」
サン=テグジュペリ 星の王子さま。
昔母が 兄とわたしにこれを1冊づつくれた。
それからなんとなく日常の中でこの王子さまを思い出したりする。
そして来年、我が家にもLe Petit Prince ― 小さい王子さまがやってきます。
その名の通り、小さい小さい王子さまはわたしのお腹の中で、現在5カ月。
B.B.ならぬP.P.のプチ・プリンスはプーちゃん、ププちゃんとわたしたちに呼ばれてます。
この5カ月、わたしは外にもあまり出ず、人にもあまり会わず、
ひたすら自分のベッドの上で寝て過ごしていました…
BMと家の中で群れになって、わたしがベッドで横になっていればBMもベッドに
わたしがソファに移動すればBMもソファに。
そう、悪阻です。
夏も終わりに、スーパーで買い物していたときに今まで感じたことのない
体の不快感を感じ、フードコートで休んだのが始まり。
今までなんともなかった 冷蔵庫の中にあるものが入ってるのがとても許せなくなり
「お願いだからそれらを処分してくれ!」と主人に頼み
数日後に妊娠発覚。
それから毎日毎日「気持ち悪い 気持ち悪い…」と
過ごして早5ヶ月…
気持ちもずーんと下がって情緒不安定。これが悪阻なのね…!!
TVをつければ嫌なニュースが飛び込んでくるし、ネットもほとんどつけないで
ただひたすら1日が終わるのを待っていました。
妊娠初期は自分でもなんであんなことばっかり考えてたのかわからないほど
過去の辛かった、悲しかったことを思い出してはブルーになり
「こんなに小さいうちからわたしを苦しめるなんて将来この子は不良になるんじゃないか」
(↑本当にバカな考え…)
よく、苦しい思いをして産んだのに…というフレーズを聞きますが
「将来 うるせー くそババァ!!」と言い始めるのだろうか
(↑わたしはこのような悪態を実際何度となく母についた記憶が…ごめんなさい><えへ…)
等もんもんとバカなことばっかり考えては涙の毎日でした…
そう、全ては赤子のせいではなく、ホルモンのせい!
恐ろしきホルモン
ブログも何度か更新しようかと、手を伸ばしたこともあったけど
「寒くなりましたね」
と書いたとこで、その後何を書けばいいのかわからず、手は止まるのでした。
最近やっと調子の良い時間が1日の中で増えてきました。
でもやっぱり一人で外にでて具合悪くなってしまったら・・・
と不安で、ポケットの中で袋をにぎりしめます。
世の中にはもっともっと悪阻がひどい妊婦さんも、働く妊婦さんも大勢いらっしゃるし
3月の震災のとき、過酷な状況を過ごされた妊婦さんも大勢いる中
毎日家で寝て過ごしているわたしはラクなのに。
(わたしは仕事もやめました)
先日の検診でたまたま赤子の顔ショットがとれたのですが
まーまーまー
とってもこの子のパパにそっくり!
今ではすっかり プリントアウトしてさっそく寝室に貼りつけ毎日眺める日々です^^
そして横で眠る主人の顔を眺めては
「似てるな~…」とほくほくした気持ちに。
赤ちゃんに関する悲しいニュースも飛び交う世の中ですが
どうかこの子が、
世界中の今はまだ小さい命が、
元気に育って無事この世界に誕生しますよう。